唾液には2種類の種類があります。粘液性と漿液性の唾液です。粘液性は字の通りですが、粘っこい唾液を分泌します。漿液性は逆でサラサラとした唾液を分泌するのが特長です。このネバネバした粘液性の唾液がストレスがかかったときには多く分泌されることになり、私たちをさらに不快にしてします。 歯医者さんではあまり教えてくれない粘液性の唾液が出る理由や、対策法についてなかの歯科クリニックがご紹介いたします。
粘液性と漿液性で唾液は分けることができますが、他にも唾液は分けることができます。それが安静時唾液と刺激時唾液です。 安静時唾液はいつも出続けている唾液で、これは粘液性です。刺激時唾液は食事をした時や噛んでいる時に分泌される唾液です。刺激時唾液は漿液性でサラサラとしています。 いつも出続けている安静時唾液は、顎の下にある顎下腺や舌の下にある舌下腺から分泌されていて、刺激時唾液は耳の下にある耳下腺から分泌されます。 食事をする時に刺激時唾液が出る意味は、唾液を利用して飲み込みやすくすることもありますが、食事後に口のなかを綺麗にする役割も持っています。 これらの唾液腺は自律神経の副交感神経に支配されていて自分の意思で分泌させたり止めたりということはできません。
ストレスの何が厄介かというと、自律神経を乱れさせることです。自律神経が乱れることで体調おかしくなり、イライラすることにもなります。イライラすると交感神経が優位になります。交感神経とは副交感神経の対となっているもので副交感神経と逆の働きをします。 唾液は副交感神経によって支配されているので、イライラして交感神経が優位になると唾液はあまり分泌されません。唾液の積極的な分泌は行われなくなりますが、安静時唾液は分泌され続けます。安静時唾液は粘液性なので口のなかがベタベタとなってしまうのです。
やはりストレスを溜めないようにするに越したことはありません。自分の趣味やストレス解消法がある人はストレスを適度に発散するようにすると良いです。また自律神経が乱れないように生活リズムを正すことや、食べものもバランス良く食べるようにしましょう。自律神経の乱れで不定愁訴が増えるという研究結果も出ているので、自律神経の乱れは甘く見ることができません。 副交感神経はリラックスすることで優位になるので日頃からリラックスして過ごすことも大切です。またどうしても口のネバネバが気になって仕方がない場合は、なかの歯科クリニックへ相談に行くことも選択肢としてありです。