インプラント治療
インプラント治療とは
最も天然の歯に近づけられる治療法
歯を失った場合に選択できる治療法はいくつかありますが、その中で見た目の上でも、機能の上でも自然の歯に近い感覚が得られる治療法がインプラントです。
インプラントはそれだけでなく、全体の歯の健康を保ちやすい、しっかり噛めるので若々しさを保ちやすい、といった様々なメリットがあるので、特に近年は治療を希望される方が増えてきています。
インプラントとはどんなもの?
体に優しいインプラント
インプラントという言葉を聞くと、異物を体に埋め込むから不安、というイメージを持っていらっしゃる方もいるかもしれません。ですが、インプラントに使用されている材質は、体にとてもなじみの良い、生体親和性が高い「チタン」と呼ばれる金属の一種で、金属アレルギーを非常に起こしにくいことでも知られています。
チタンは、医科の分野では昔から心臓ペースメーカーや人工関節の材質として使用されているほど安全性に優れた材質ですのでご安心ください。
チタンは骨と一体化する
インプラントは骨に埋め込むと、だんだんと骨と結合し、一体化する性質を持っています。その結果、まるで自分の体の一部のようになり、噛んだ感覚が骨に直に伝えられることから、実際にご自分の歯で噛んでいるような感覚が得られます。
また、実際に表から見える部分というのは、歯にそっくりに作った被せ物ですので、見た目上でもご自分の歯と変わりがありません。
インプラントの構造
インプラント基本的に「上部構造」「インプラント体」「アバットメント」の3つのパーツから構成されています。
インプラントのメリット・デメリット
6つのメリット
(1)しっかり噛める
(2)審美的
(3)お手入れが楽
(4)他の歯にダメージを与えない
(5)違和感がない
(6)健康や若々しさを保ちやすい
3つのデメリット
(1)保険がきかない
インプラントは、現段階では一部の例外を除いて保険が適用されません。そのため、治療費は保険治療に比べれば高くなります。
(2)手術が必要
インプラント体を顎の骨に埋める手術が必要になります。
また、骨が不足している場合には骨を増やす手術が必要になることもあります。
そのため、お身体の状態によっては手術が受けられない場合もあります。
(3)治療期間が比較的長い
インプラント治療の流れ
Step1:インプラント埋入
歯茎に麻酔をして切開し、インプラントを埋め込む穴を開けてインプラントを埋め込みます。麻酔がよく効いた状態ですので、通常は全く痛みを感じることがありません。
Step2:結合期間
インプラントが骨と結合するまで数ヶ月期間を置きます。
Step3:人工歯装着
インプラントと骨がしっかりとくっついたら、人工歯の型を取り、できあがったら装着してインプラント治療は終了です。
Step4:メンテナンス
インプラントを良い状態で使い続けていただくために、定期的に歯科医院に来院していただき、メンテナンスを行います。レントゲン診査やインプラント周囲の組織の健康状態の確認、噛み合わせチェックなどを行い、問題があれば必要に応じて対処していきます。この際、プロによる定期的なクリーニングも併せて行なっていきます。