失った歯の代わりに、顎の骨に人工歯根を埋め込むインプラントは、天然歯が埋まっていた状態を再現することができるので、しっかりと噛め、見た目が自然なのが魅力です。
このように、ご自分の体の一部となるインプラントですが、体内に入れ込むものとなると、やはり安全性が気になってしまう、という方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、インプラント治療の安全性や害について解説していきます。
インプラント治療はやってみたいけれども、手術が怖い、という方は案外多いものです。
他の治療と比べてしっかり噛める、見た目が良い、という魅力があるものの、インプラント治療をとどまってしまうという人は、インプラント手術が心配、怖い、という理由が多いようです。
具体的には、
・腫れや痛みが出るのが不安
・持病があるので手術に耐えられるかわからない
・歯科恐怖症なので手術となると怖くてたまらない
・手術が失敗するのではないかと思ってしまう
といったことが挙げられます。
実際のインプラント手術はどうか、ということについて、順番に見ていきましょう。
腫れや痛みについて
手術中の痛みに関しては、しっかりと事前に麻酔を効かせた状態で行いますので、通常は手術中に痛みを感じることはありません。また、手術が終わってからの痛みは、痛み止めで問題ない程度に抑えることが可能です。
手術後の腫れに関しては、組織が治ろうとする反応として起こるものなので、大なり小なり起こってしまいますが、通常は2、3日後をピークに、徐々に落ち着いていきます。
持病がある場合
インプラント手術の程度は抜歯とほぼ同程度と考えていただいていいでしょう。そのため、持病がある場合でも、病状がコントロールされている状態ならば多くの場合で施術が可能です。ですが、中には注意が必要な病気もあるので、担当医と相談し、必要な場合には、医科の医師にも確認をする必要があります。
歯科恐怖症の方
歯科治療が怖いという方でも、静脈鎮静法というリラックス麻酔を併用することで、不安感や恐怖感を感じずに、半分眠ったような状態で手術を受けていただくことができますのでご安心ください。
インプラント手術の失敗について
インプラント手術の失敗例というのは、現在では、過去にCTや安全に埋め込む技術がなかった時代と比べ、かなり減ってきています。現在では、治療技術や治療設備の発達に伴い、難しいケースでも、安全に正しい位置に埋められるような方法が確立されてきています。
インプラントの素材としては、チタンという金属がほとんどの場合に使用されます。チタンは軽量であるにもかかわらず、耐久性に優れ、錆びずに人体に馴染みやすい性質を持っており、非常にアレルギーを起こしにくいことから、医療器具(ペースメーカー、人工関節など)や、アクセサリーにも広く使用されています。
アレルギーに関しては、リスクはかなり低いと言えますが、ゼロではないため、金属アレルギーが心配という方は、事前にアレルギー検査を受けてみられることをおすすめします。
インプラント治療は、適応症に対して正しく行われるならば、非常に安全性が高く、成功率も高い治療法です。
なかの歯科クリニックではこれまでに多くのインプラント治療を行っており、週刊ダイヤモンドの「頼りになる歯科医院」に選ばれました。
当院では無料のカウンセリングも行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
インプラント治療はしっかりとしたカウンセリングのもとに、しっかりとした計画によってはじめて成功するものです。まずは、カウンセリングを通して、あなたの理想をお聞かせください。
インプラントの不安や悩みを解決し、患者様の望む治療方針を一緒に考えていきましょう。