咬み合わせ
咬み合わせについて
良いかみ合わせ=綺麗な歯並び
咬み合わせは、咀嚼・発音・審美・呼吸・姿勢に対して大きな影響を及ぼします。姿勢や頭位、顔のゆがみは健康のバロメーターとして大変に重要な部分です。顎関節を含めた全身全てのバランスを整えることで、健康的でいきいきした美しさを保ちましょう。
歯並びやかみあわせが悪い、歯のないところを放置している、ストレスなど色々な原因で顎の関節の炎症や変形が起き悪化すると、口を動かすと顎が鳴ったり、顎関節や筋肉に痛みが出たり、口が開けられなくなるだけでなく、「頭痛」「肩凝り」「手足のしびれ」「腰痛」をはじめ、「精神的不安定」「自律神経失調症」「湿疹」など様々な不定愁訴に悩まされることもあります。
顎の構造
口を閉じている時、関節円板は下顎頭 (かがくとう)と下顎窩(かがくか)の間にあります。
口を開けると、下顎と一緒に関節円板も前に移動します。
このように私達の顎は関節円板のおかげで骨と骨がこすれずに、滑らかに動くことができるのです。
咬み合わせと身体の関係
噛み合わせがおかしくなると、身体のどこかに異変が起こる場合があります。
噛み合わせは、顎のまわりにある咀嚼筋(そしゃくきん)などの筋肉で行われています。実は、この咀嚼筋は身体にとって非常に大切な筋肉で、噛み合わせが変わり筋肉に緊張が生ずると、全身のほかの筋肉にも緊張が生じる仕組みになっています。
噛み合わせがずれる
まず、噛み合わせがずれると、咀嚼筋などの筋肉が緊張状態(力のかかった状態)になります。顎の周辺の筋肉の力のかかり方が変わるということです。緊張するとその方向に身体が傾きはじめます。つまり噛み合わせがズレると首や頭の角度や位置が微妙に変化するのです。
身体の重心が変わる
頭部は人間の身体の重心に大きな影響を与えています。つまり噛み合わせがずれると、頭部の筋肉状態が変わり、頭部が傾いて、ひいては身体全体の重心が変化するのです。
身体が変わる
身体の重心が変わると、今度は身体全体がバランスをとろうとしますので、結果的に筋肉や骨格、神経までにも影響を与えます。原因がはっきりしない、めまい、肩こり、腰痛、不良姿勢などの症状に悩まされる原因となる場合があります。